恥ずかしさで涙が引っ込んで、やっとのことで返事をした。



「うん」



東條さんは、私の髪をなでながら



「りん、ここへは毎日来なくてもいいが、学校への行き帰りは翔に送らせる。どこかへ出かける時もだ。決して1人で行動するなよ。変更はなしだ、いいな?」



と言った。



何とか監禁生活を免れた私は、それでも送迎付きかぁ~と、うな垂れた。



それを了承と理解した東條さんは、満足そうな表情をみせた。