『ずっと一緒にいただろ?』

「あー…みんなバラバラ…」

そう言って少し寂しそうな顔をした

「れいちゃんは同じ学校だけど中学入ってすぐにモデル始めて…今じゃ売れっ子であまり会わないし…ゆうりちゃんは国立のみおんちゃんは私立のお嬢様学校…」

そう言って俯く奈都


『奈都…』

「でも悠君が一緒だから全然淋しくないよ!悠君がいてくれて良かったって思ってるんだよ」

とびきりの笑顔を向けられ心臓が騒ぎだした

『そっか…でももう一人居なかったか?』

そう言った瞬間奈都の表情が変わった

「もう一人…」

『奈都?』

「もう一人は…」

どこか怖がってるようにも見える表情でポツリと呟いた

「あれー!悠じゃん!」

ガシッ…

突然裏から抱きつかれ振り向いた