あの日の君に…





「あぁ、実はな…」



俺は、昨日、美保にフラれた後の事を千鶴に話し出した。




―――――…



「へぇ…で、その手に持ってるハンカチがその女の子ので、さっき返しに行こうとしたら1年女子に囲まれた…と?」



「あぁ。まさかあぁなるとは…」



あんな大事?になるなんて想像もしなかった俺は実はさっき少しビビった。



「そりゃあなるだろうよ!」