そうこうするうちに俺はみるみる女子に囲まれていった。 え、…ハンカチ… 女子の波に流され、結局、西藤秋南さんにハンカチを渡せず自分の教室に避難した。 「はぁ…」 思わずため息が漏れた。 ポン 俺の肩に手を置き、哀れみの目で俺をみるのは腐れ縁の涼平とその近くに幼馴染みの千鶴がいた。