あの日の君に…





っ!



いきなり隣から声が聞こえてみると、さっき廊下を走って行った涼平が何故か俺の横に居た。



「涼平、いつの間に…」



「だって、お前ら追ってきやしねぇーからすぐ戻ってきたわ」



追って来てほしかったんだ…なんて思いながら



涼平に聞く。



「ってことは、全部聞いてた?」



「おう!ばっちり!」