「だって事実ですから、仕方ありませんよ。」

いやいや、認めてたまるか!
妖精さんは、可愛いもんなの!
もうちょっと、こう、ファンシーで、ね?

「本題にうつりましょうか。」
「無視か‼」

待ってよ、なにこのスルースキルの高いイケメン妖精。
なにこのスペック。

「まぁ、いいか…。で、何しに来たんですか。」
「俺たち、『ドロップ』は恋する女の子を応援します。」

ん、ん?
聞き間違えか。
このイケメンに恋の応援してもらうのか。

「うん、おかしい。」
「何がですか?」
「いや、もう色々と。」

ツッコミ所があり過ぎて、ツッコミが追い付いてくれない。

「そこまで否定しないで下さいよ。『ドロップ』に応援されると、98%の確立で恋愛成就します。お嬢さん、あんたはラッキーなんです。」
「ほへー…」