はぁ〜、今日も後ろ斜めの頼君はかっこいい〜〜。

「みーあっ!みーあ!」

隣から声が聞こえた。

(ゆっゆり!)

「エッ!なにっ!?」

「食べ物減ってないよ〜」

由梨が私の机に指さした。

「あっ」

「ぼ〜としちゃってどうしたの〜?
いっつも美愛なら食べだしたら休むことないじゃーん?」

「そっ!そんなことないよ!!食べてる食べてるっ!!」

焦ってがっついてしまった。

「あっ!」

その反動で汁物の椀を肘で引っ掛けてしまった。

「あー、美愛大丈夫〜?ぼ〜とした上に汁もこぼしちゃうなんて〜。」

「ごめんー。」

焦って拭いていると、

「大丈夫?これつかいなよ。」

私の前に頼君が駆け寄ってきた。

(エッ!らっらっらっ頼君!?!)


「あっ!ありがとうっ!」

「いいえ〜」
頼君が微笑んだ。

(頼君スマイル!!!!!!)

「おいっ!お前なにしてんの?こぼしてんじゃん!しっかりしろよなー」


えっ…大夜…

「橘ありがと、席戻っていいよ。後は俺がやるから。」

(あああああ!頼君がああああ!)

大夜ゆるさない…