ガラッ

私は席に着く。


「おっはよ〜♪」

「あっ由梨おはよ〜」

「今日めっちゃあつくなーい?汗やばいんですけどぉ〜」

「あっついよねぇ〜、ほんと困る〜」


私の小学校からの親友の、菅原由梨。

信頼できる友達の一人。


「ヤッホー☆」

(この声は…)

「あ、大夜じゃん!ヤッホー☆」

由梨気づくのはやっ

「今日もユリユリは可愛いね☆」

「やっだぁ〜、そんなこと言っておいて美愛の肩にちゃっかり手をまわしてるあたりチャラい〜〜!まあいつものことだけどぉ〜。」


(もう〜!こいつほんとなんなのぉ!?)

「ちょっと!離れてよ!」

大夜の肩を払いのけようとしたら逆に引き寄せられてしまった。


「ヤーダ。これが俺の朝の挨拶〜☆」

「バッカじゃないの!?」

こんなのが当たり前だとみんなに思われたら私までチャラいって思われそうだよ………

それに………頼君に見られてたら………

「オーッス!頼!」
「頼!おはよ!」

(エッ!!!頼君来た!?)

「バカっ!ちょっと離れて!!」

いきなり言ったからかビックリしてやっと離れてくれた。

「ノリ悪〜〜〜!」

「うっさい!」