はぁ…………学校までもうちょっと…………

校門だ…………


「みーーーーあーーーーー!!!」

ハ?

(待って、なんであいつが校門にいんの?)

めっちゃ両手振ってる…

みんな見てるし…

(恥ずかしいから知らんふりしよ…)

通り過ぎようとした瞬間腕を掴まれた。


「美愛ちゃん〜逃げちゃだめだよ〜☆」

大夜は清々しい顔で微笑んできた。

今朝はあんな夢みちゃったし…

(大夜の顔まともにみれない…)

「先行くから…」

(大夜ほんとしつこい…)

「えっ!俺美愛の事待ってたんだよ〜、俺も行くし〜」

(しつこいっ)

「ついてこないで!ストーカー!!」

あっ…

(落ち込んでる…)

「じゃあねっ」

「…美愛っ」

私は玄関まで走っていった。