あなたに会えて 。

「ばあばー海行ってきてもいい?」
「暗くならないうちに帰ってくるのよぉ」
「はーい♪」

あの海、人がいなくてとても好き♡
田舎のいいところw

よいしょっと...。
ん?何かある。
目線の先には何か...よーく見たら
人だった。
え、!?倒れてるの!?

「...あの」
え、聞こえてない...。
え!?まさか死んでるとかないよね!?

「あのぉ!」
「...んっ...誰...?」
「あ、起きた...」
「あ!いや倒れとるのかなって思って...」

うわぁ...見られてる...。
起こしちゃダメなパターンだったのかぁ

「い...いあ。名前!何つーの?」

彼は何か慌ててる様子だった。
何でかな?
名前ぐらい言わなきゃ失礼だょね。

「え、あ。快山香蓮です。
こっちに引っ越してきたばかりだけど
よろしくね!」

なんか、彼は名乗る様子がない...
これって聞いた方がいいよね。

「あなたの名前は?」

「田口波人」

たぐち...なみと。...。何でだろう。
なんか懐かしい。
何故か考えると少し頭が痛い。

「へぇー!波人くんかぁいい名前だね!」
「え、あぁ...うん。」
「改めてよろしくね!!」
「こちらこそ。」

そうして、私達は各家に帰った。

どうして、あんなに懐かしい気分
になったんだろう。
でも、考えると頭締め付けられるように
痛かった。