『あのね、ここで逃げるつもりはなかっ
た。
でも、その日は、茜もいた。
実は茜の……』
『どうしたの?』
『茜と、私は双子なの
でも、顔は少し違うでしょ?
二卵生の双子。』
『私は茜からいわれてたの、この、修学旅
行中にいなくなるように。
本当のこと言うと、茜に見下されてた。
多分、その時は遊び半分で言ったんだと
思う。
家に帰っても、私はいないような扱いを
されたし、それなら、一層のこと
出て行こうと思った。
先生にも、その事相談してたの。』
知らないことばかりだった。
『じゃあなんで、茜が階段から落ちた時
に、一緒にいたの?
茜は、一切会ってないって言ってたよ。』
『あの時、ちょうど母が亡くなって
気になって茜の所に行った。
そしたら、階段に、、、、』
『あのメールは?
茜に送っていた、メール。』
『15年も経ったから、忘れているかと思って
忘れていくなら仕方がないけど、、
私の事を探しているって聞いたから。
送ったの…』


