1,始めての私立

今日から、始めての私立学校!
私の名前は、桜
私は、仲良しの友達と一生懸命に勉強をしてやっと、有名大学の、野いちご高校に入れた。
わたしの親友は、美希といい、とても、天然な子で、私とは大違い。
だけど、良く気があう!
登校中の会話で、
「同じクラスがいいね」
と美希と話していた。
高校に到着しさっそくクラス表を探し始めた。
「あ、あった!えっと…」
私は、クラス発表の紙を見つけた。
・・・バックン・バックン・・・
「あ…」
私は、飛び跳ねた
「やった?」
「同じクラスだ!」
思わず叫んだ。
みんなから、注目をあびた…
少し恥ずかしかった…でも、嬉しかった。
私たちは、1年G組だった。
男子18人、女子19人のクラス。
今日はいきなり、第一回目のオリエンテーションがある。
「これから、ホームルームを始める。
私は担任の石垣博だ。算数を担当してます。わからないことがあったら、どんどん聞いてくれ。」
「はぁ?い」
これから私の新しい学校生活が始まる。

・・・あれから、6ヶ月後・・・

「はい。では、これから席替えをします。出席番号1番から引いてって。で、くじを引いたら黒板に名前を書いてって」
「はぁ?い」
「隣の席がいいね。」
と、美希と話していた。
「あ、次私だ。えっと、どれにしよぉ?。よし。これにしよ。えっと…。28番だ。どこの席だぁ?。あった…。やった!窓側の一番後ろだ!」
「私はっと…。17番どこだ。あった。えっ!きららの前だ!やった?」
2人は、抱き合った。
私と、美希は近くの人が誰だかすごく気になった。席は良かったけど、かんじんな隣の人が嫌だったら…。
「私死んじゃう…。」
「桜、そんなこと言っちゃだめだよ。」
「あはは…。ごめんごめん」
私の隣に男の子が来た。誰だ!顔を上げると・・・
少しクラスで浮いている存在の勝也が隣の席の人だった。
私から、話しかけてみた。
「よろしくね」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
すこし、怯えているような感じだった。
私はすぐに理由がわかった…。
私が、勝也のことをいじめるのだと思っていたのだろう。
確かに、いじめグループとは、仲がいいが私と美希はいじめはしない。誤解されたくないな…。
「安心して。私は、いじめないよ。というか、人をいじめると罪悪感が生まれる感じがするから…。とにかく、私はいじめないから普通に話しかけたりしても無視しないから、どんどん話しかけてね。」
「ほんとですか…?ありがとうございます。」
「同級生なんだから、敬語なんて使わないでよ。しかも私たちお誕生日一緒らしいね。12月24日。なんか、きぐうだね。運命なのかな?」
私は、その場を盛り上げるために色々話しかけてみた。

・・・キーンコーンカーンコーン・・・

1時間目の終わりのチャイムだ。
「これで、1時間目の学活の授業を終わります。礼。」
「ありがとうございました。」
「桜、次の授業はなんだっけ。」
「えっと…。次の授業は、家庭科だ。」
「私家庭科苦手…。今日なんて調理実習でしょ?家庭科の中でも、一番苦手」
「私は、家庭科得意~。美希行こ。あ、よかったら勝也君も行こ。」
「桜ちょっと待って。」
「勝也君も」
「僕もいいの?」
「当たり前じゃん。行こ~。遅れちゃう。」
3人は、仲良しそうに家庭科室に向かっていった。

・・・キ―ンコーンカーンコーン・・・

「これから、2時間目の家庭科、調理実習の授業を始めます。礼。」
「お願いします。」
「はい、では今日はハンバーグ作りを始めます。やり方は、今配っているプリントに書いてあります。3人グループを作って、3人で協力し合ってハンバーグを作っていってください。どこのグループが、一番おいしくできたか先生たちちが審査します。」
「はい。」
「桜~。私たち、2人しかいないけど誰誘う?」
「勝也君は、どうかな?1人ぼっちみたいだしさ。ね。」
「いいね。」
「勝也君。よかったら、私たちと組まない?」
「え?僕なんかと組んでいいの?」
「全然いいよ。私勝也君のこと嫌いじゃないしさ。行こ!」
「ありがと。」

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| | と、びっしり書いてあるプリントが
|★ハンバーグの作り方 | 3枚ある。
| | 「桜。料理得意でっしょ?」
|・玉ねぎ   ・卵 | 「うん。作り方なんて見なくていいよ」
|・パン粉   ・牛乳 | 「勝也君野菜担当でいい?」
|・ニンジン  ・塩コショウ | 「うん。」
|・中農ソース | 「美希は、パン粉・卵係ね。」
| | 「おっけー。」
| 1、玉ねぎをみじん切り | 「で、私は、残りのやるからさ。先生の
| |  審査があるんでしょ?」
|2、ニンジンは、すりおろし | 「うん…」
|      ・ | 「よし、1位を目指そう」
|      ・ | 「じゃ、作り始めよ。」
|      ・ | 色々とほかの二人にてきぱきと指示
| | を出していた。

・・・20分後・・・

「出来た~。ちょっと、味見してみよ。」
「うん。」
「お~い。勝也君。」
いじめグループがこっちに近づいてきた。
「なんだよ…。」
「おいお前。何クラスで一番料理が得意な桜と組んでんだよ」
そう言いながら、勝也を蹴った。
「やめて…。」