外に出ると今日も太陽が眩しかった

「あっスバルだ!おーいスバルー」

馬車の中から降りた少年はこっちを見て

「おぉ!お前らか!相変わらず貧しい家で暮らしてるんだな」

少しむかついたので蹴ろうとしたがアオに止められた…

「スバル最近は調子どう?」

ニコニコしながらスバルに話しかけるアオ

「そりゃあもう絶好調!どんどん金が貯まってくばかりだよ!ワッハッハー」

「それは良かったね…」

「スバルはほんとお金好きだね…よくわかんないよ」

「金のすばらしさを教えてやろうかノア?」

でた…こいつの一番めんどくさいところ…

「遠慮する」

「まぁおしゃべりはそこらへんにしといて早く行こうよ…」

「今日は特別に僕の馬車に乗せてやらんこともない…って置いてくなよ!」

あーあ楽しみだなぁ~カエデのサーカス団!

「確か…ここだよね…?」

アオが不安そうに言った。

「うん!そうだよ!早く入ろ!」

「はぁ…はぁっ…置いてくなって…」

「あっみんなよくきたね…」

カエデだ…!

「えっと…実は日にち間違えて…今日じゃなくて明日だったの…」

「はぁ!?嘘だろ!?ふざけんじゃねぇよ!」

「黙れ詐欺師が…」

カエデの毒舌がでた…

「僕は詐欺師じゃない!!」

「あっノアだぁ~」

カエデが抱きついてきた。

「わわっ」

「そうだみんなでどこか行こうよ…!」

「さんせー」

アオ以外のみんなが賛成した。

「俺用事があるから…ごめん…」

「うん…じゃあね!」

アオは寂しそうに手を振りどこかへ消えた