Love Song

歌うも何も、、、


來愛のことがなければ、あたしはこの世界にすら足を踏み入れなかった。


きっと、今頃、、、


何処にでも居るような、OLか何かになっていただろう。


「そう、、、かも、ね?それに、初音さんの言うとおり、、、あたしは音楽を捨てられないと思う」


だって、音楽は來愛が好きなものだから、、、


だから、あたしは死ぬまで捨てることなんて出来ない。


そして、來愛との思い出たちも、、、


もしかしたら、1度死んで生まれ変わっても音楽も來愛も好きで、愛しているかもしれない。


でも、、、


「このままじゃ、捨てるとかの前に、、、」

「なる前に?」


言葉の途中で口を閉ざしたあたしに、初音さんが尋ねる。