Love Song

会えるか、わからない。


だけど、会えるような気がした。


地元に着き、急いでタクシーを拾い、母校に向った。


着いた頃には、卒業式は終わっていて、、、


人の1人も、居なかった。


間に、、、合わなかった。


何故か、無性に泣きそうになった。


本当に、彼女と僕の道は交わることなんてないのだろうか?


それは、凄く、、、悲しい現実だな。


そんなことを思っていると、玄関から彼女が出てきたんだ。


目を、、、疑った。


彼女に会いた過ぎて、僕は幻でも見ているんじゃないかと思った。


だから僕は、彼女の名を呼んだ。


「愛莉」


そんな僕に、、、


「、、、來愛」


愛おしい彼女が、僕の名を呼んでくれた。