Love Song

でも、彼女になら良い。


むしろ、僕の曲を聴いてくれていたことが嬉しかった。


「ドラム、叩けるの?」


僕は、彼女にそんな言葉を尋ねる。


「愛莉は、パーカッションでドラム担当なんですよ」


彼女の代わりに、彼女の友達が答える。


僕は、彼女から聞きたかったのに、、、


そんなことを思ったものの、その気持ちをグッと押さえ込み、、、


「僕の音楽、好き?嫌い?」


そんなことを、彼女に尋ねた。


彼女は、何と答えてくれるだろう。


僕自身は、自分の音楽に自信を持ってやっていた。


だけど、音楽は人の好みが出る。


もし彼女に「嫌い」と、言われたら、、、


僕は、これから音楽を続けて行く自信がないかもしれない。