Love Song

こんな中途半端な気持ちで作ったあたしの歌を、聴いてくれる人が居る。


お金を払って、買ってくれる人がいる。


そう思うと、申し訳ない気持ちが生まれてくる。


自分の夢ために、頑張ってる人間もいるというのに、、、


そんな彼らの夢を踏み躙り、あたしはこの世界で生き続ける。


あたし自身だけど、あたしじゃない。


airaとして、、、


「はぁ、、、」


自然と、あたしの口からため息が零れる。


、、、リセットしよう。


そう思い、あたしはあの歌を流す。


誰も知らない。


そして、これからも誰にも聞かせる気なんてない歌。


あたしだけの、歌。