Love Song

そして、、、


あたしの特に面白くもない、高校生活の終わりを迎えようとした、あの日。


そう、卒業式の日。


あなたは、、、


あたしに会いに来たんだ。


無事に卒業式が終わり、、、


別れを惜しむ、クラスメイト達で騒がしい校舎。


それを他人事のように眺め、あたしは1人になりたくて、、、


1人、屋上に立ち尽くす。


少し、肌寒い風に包まれがら、、、


あたしは、鼻歌を奏でる。


そのあたしの鼻歌は、いつしか歌へと変わり、、、


虚しく、空へと消えていく。


誰にも、届くことのない、、、


もちろん、あなたにも届くことのない、、、


あたしの、あなたへのLove Song。