Love Song

あたしは初音さんの言葉を笑って、乗り切ろうとする。


「ちょっと、話したいことあるだけど、、、彼氏くん、愛莉のこと貸してくれない?」


急に、初音さんはそんなことを言う。


彼は少し困ったような顔をしたが、、、


「わかりました。愛莉。また明日、学校でな」


そう言い、背を向け歩いて行く。


自分がしたわけじゃないのに、彼に何だか申し訳ない気持ちが募った。


「で、愛莉」


初音さんは、平然とあたしに話しかけてくる。


そして、あたしに1枚のディスクを手渡す。


「何ですか?」


あたしはディスクを受け取り、尋ねる。


「これに、歌詞付けてくれない?」


、、、?