Love Song

だって、あたしが勝手に暴走していたのだから、、、


それなのにFreiheitに勝てないとわかったら、投げ出そうとした。


自分勝手なあたしに、初音さんが謝ることなんて1つもない。


「あたし、、、頑張るから、、、これからも、頑張るから、、、」


__ギュッ__



初音さんは、そんなあたしのことを抱き締める。


「頑張らなくても良いの。愛莉はすぐに頑張りすぎる。無理なことは、断って良いの。まぁ、断れないような状況に追い込んだのは、あたし達の方だけど、、、でも、それはみんな、愛莉の歌が好きだからよ。その愛莉の歌が聴けなくなるなら、もう頑張らなくて良い。愛莉のペースで良い」


あたしは、久しぶりに人の優しさに触れた気がした。