さて、どうしよう。



カラオケを出てみんなと別れると、私は大急ぎで家に戻った。



さっき秀くんにもらった紙には、彼の名前とメアド、電話番号が書いてあった。



や、アレだよね?



ほら、仲のいい先輩とLINEを交換したいからーっていうアレ!



あれ、でもそれならQRコードでもいいわけで……あれれ?



「ま、いっか…」



深いことは考えてもわからない。



それなら考えない…っていうのが、私の考えだから。