「いやー、久々のカラオケ、楽しかったぁーっ」



伸びをしながら出ていく詩乃。



「また今度みんなできましょうね、先輩っ」



まぁまぁ…みなさん元気なことで。



私も苦笑しながら後ろを着いていく。



「せんぱい、先輩…」



カラオケから出たあと。



秀くんにこっそり呼び止められた私は、「あとでメールしてもらえると嬉しいです、」と小さな紙切れをもらった。



中を開いてみると、そこには1つのメアドが書かれていて。



私は嬉しそうに頷いたんだ。