「おはようございます、深雨先輩」



「うぃっす、」



秀くんの笑顔を見て朝からほんわかした気分になったり…。



高校生になってから、勉強と友情しか感じてなかった。



そもそも看護科には男の子がいないから。



でも、秀くんに出会ってから。



仲良くなってから。



ずっと昔に封印してた“気持ち”がゆっくりと、目覚めていったんだ。