「はぁ…」



私は小さく溜息をつく。



家は嫌い。



最近、今まで以上に空気が冷えてるのがわかるから。



理由は…まぁ、いろいろ。



学校も…嫌いではない。



だけど笑うのに疲れてきた。



“秀くんがいるときはこんなことなかったのに”



どこかで寂しがりの私が呟いた。