「も、森田?」 「このやろ、別れ際にプレゼントとか、このリア充め!!」 いや、そんなこと言われても… 文句を言っている森田はほっといて。 バレないように触れたのは、自分の右手。 そこには深雨先輩からもらったブレスレット。 いや、ミサンガと言った方がいいのか? 普通に編むミサンガではなく、中にビーズが混ざっている。 先輩が手作りって言ってたから、きっとそうなんだろう。 ……すごく嬉しい。 いや、嬉しいどころじゃなくて…