「…おーい?」 「あ、えと、その…とっ、とにかくすみませんでしたっ」 しまった、見とれてた… よく見ると、私の下敷きになっていた男の子はいつか見た電車の男の子で。 声も澄んでるし優しいし… 体温が上昇してるなぁっていうのもわかったんだ。 「えっとさ、あんた大丈夫…っ、ですか?」