さて。 海芽公園に着くと、先輩はこのあいだと同じように喜んでくれた。 その笑顔はキラキラしてて… でも、僕はいつもみたいに明るく振る舞える自信はない。 だって、これから振られるのだから。 「あの、深雨先輩」 「ね、秀くん」 ……。 驚いた。 ハモった…。 じゃなくて。