「ごめんみう、遅れた!」 アキくんが来たのは、私が公園に着いてから5分くらいあとのこと。 でも、実際はそんなに待ってないし、本を読んでたから退屈もしてない。 「ううん!そんなに待ってないし、大丈夫だよ?」 私は本をカバンに入れてから言った。 「それならよかった。じゃ、行こう?」 アキくんの声に「うんっ」と返事をすると、後ろを着いていった。