約束は一週間だった。 一週間後に 全ての答えが出る。 だけど… アタシにとって その一週間は 1ヵ月にも1年にも 感じるくらい 長い一週間だった…。 昼は何とか暇をつぶせるものの 夜になり 部屋にひとりでいると あの日の電話の内容が… ケンの言葉がミキの頭の中で繰り返される。 "俺、嘘ついてた事があって…" ―ブンブンッ― ミキは何度も繰り返されるケンの言葉を かき消すかのように 頭を振った。 ―ケンを…信じていいんだよね。