笑顔になあれ

「ここはどこ?」

花巻が起きた。

「学校の保健室だ。合唱の練習中に倒れたんだ。」

「迷惑を掛けてしまいましたね。」

今度はしっかり俺の目を見て話した。

かわいい

「熱があるからねといた方がいい。」

照れ隠しにそんな事を言った

「ありがとうございます。一つ聞いていいですか?」

「何?」

「私に何かしませんでしたか?」

ドキっとしたがポーカーフェイスを保って言った

「いや。何も。」

「そうですか。変なこと聞いてすいません。」

「その敬語やめろ。俺の事は佑人でいい。」

「分かった。佑人くん。じゃあ私のこと結衣って呼んでね。」

名前で呼ばれることが嬉しかった
そして名前で呼べることも

「もうちょっと寝てろ。落ち着いたら先生が送ってくれるらしいから。」

「うん。」