・約束・2

____午後。


村上君と2人、早めにスタジオ入りして百合子さんの到着を待つ。


「・・・村上君、百合子さん来てくれないかもしれない・・・」

「何で?・・・春夏サンが関係してるの?」

「・・・・・・」

「もしかして、春夏サンと雅也の結婚がバレたとか?」



「・・・そーゆうトコ、鋭いね・・・」


「マジで?・・・そりゃあ・・・来ない可能性あるなぁ」






『バタン』
ドアが開く音がする。

「申し訳ありません。お待たせしました」
百合子さんのマネージャーさんが威勢良く入って来た。
その後ろを、気怠そうに百合子さんが歩いて来る。

でも、内心ホッとした。
来てくれてよかった・・・

「・・・それでは、スタンバイお願いします」
村上君は百合子さんをエスコートして控室へ促す。
私は、その隙にマネージャーさんに
新旧の名刺を入れ替えてもらうお願いをしなきゃ。

「あの、私この度入籍しまして、名刺が変わりましたので
新しい物と入れ替えてくださいますか・・・」

「え?そうなんですか?おめでとうございます」

マネージャーさんに新しい名刺を渡す。

「確かに。・・・え?!」

マネージャーさんの目が留まった。