少し時間をずらして、エレベーターに乗り部署のある階に着く。
扉が開きエレベーターを降りると、村上君が待っていた。
「む・・・らかみくん・・・どうしたの?」
「春・・・夏サンを待ってたんだよ」
「私? なに?」
「この前のコト、謝ろうと思って」
「・・・この前?」
「瀬戸川さんに言わないって、口止め料とお礼に・・・」
「あ・・・き、気にしてないからっ! 忘れてたし」
「ごめん。強引だった・・・」
ペコッと頭を下げて、デスクへ戻って行った。
・・・村上君って
強引なトコは部長みたいで、自分に正直なトコは雅也に似てる・・・
2人を足して割ったようなヒトだ・・・
・・・2人に少しずつ似ているから、あの時
私はドキッとしたのかもなぁ・・・
・・・って私ってば、なんで村上君分析なんかしちゃってるんだろ



