・約束・2

「・・・雅也・・・」


「・・・大丈夫だ。救急車なんて呼ばなくていいから」




「二人が帰れる場所を、残してあげるのね?」


「それくらいしか、オレにはしてやれないから・・・」



「帰りは、私が運転して行くよ」

「あぁ・・・」

雅也に肩を貸し、私は支えになって玄関を出る。



「・・・あ、雨が・・・」

さっきまで降っていた雨はやみ、
空には虹が架かっていた。