・約束・2

百合子さんはオフの日でも、女優オーラを放っている。
雅也の後ろに居た私にも気づく。


「春夏ちゃ・・・ん。アナタも一緒だったの・・・?」


「・・・は・・・い・・・」


「瀬戸川さん、聞きたい事があって来たんだ」



「・・・そう。・・・どうぞ」

広い玄関を通り、廊下を抜け通されたのは、広いリビングルーム。

洋風のカウチが最初に目に飛び込んだ。
そして、豪華なソファにテーブル・・・

ひとつひとつが高価で素敵な品ばかりだ・・・



「雅也くん、この家に来たの久しぶりね」



「・・・あぁ」


「ふふっ懐かしいでしょ? あの頃から何一つ変わってないのよ」



「・・・」

百合子さんは、あえて私に教える様に話す。
けれど、私も心を決めてココへ雅也と共に来たんだ・・・
逃げたくない。