・約束・2

オフィス街を抜ける頃、しとしとと小雨が降り出す・・・

暫く車を走らせると、閑静な住宅街に百合子さんの自宅はあった。


「着いたよ」


雅也が車を停めた家は、広い敷地の一軒家。


「・・・ココが、百合子さんの・・・」


・・・素敵・・・
白壁とシンボルツリーがお互いを引き立てるかのように、よく映えている。
洋風な外観。一人で住むには大きいお家・・・豪邸だ。



雅也は車を降り、外門でチャイムを鳴らす。
暫くすると、ゆっくりと外門が自動で開き、私は雅也に連れられ敷地内へ入った。


玄関まで続く道は、小雨で草花が濡れている。
私たちは小走りでその道を進んだ。



玄関の扉がゆっくりと開く。



「雅也!」