・約束・2

「オレ、春夏サンの事・・・まだ好きだけど、
雅也との仲を引き裂こうとまで考えてないし」


・・・村上君じゃ・・・ない?

それじゃあ・・・



「妻の事、好意を持っていただくのは有難いコトですけど、
早いトコ諦めてください。 何があっても、私は妻を手放すことは
一生ありませんから」


雅也の言葉で、私は我に返った。


「もし万が一、あなたが何度私から妻を奪おうとも
私は、その度に妻を必ず取り返します」




「・・・はぁーーーー」

村上君は大きな溜め息をついた。



「・・・そこまで言われなくっても、分かってますよ。
春夏サンは、どんな事してもオレのものにはならないって事くらい・・・」



「村上く・・・ん?」



「いつだって、雅也を・・・アンタを1番に考えてるって、
傍で仕事していれば分かります。
・・・奪おうなんて、思ってもいませんよ」