・約束・2


「悪いけど、うちのに触らないでくれる?」

雅也が私と村上君の間に割って入った。


「え・・・っ?! 大木・・・雅也?」

雅也の登場に村上君は驚いていた。


「うちの妻が感情的になって、申し訳ありません。
少し、お伺いしたい事があるんです。宜しいですか?」


「あっ・・・えっ・・・と、ハイ。 何でしょうか」



「実は、ネットのニュース速報に私たちの事がスクープされまして。
夫婦だけの顔写真等は問題視していないのですが、
未だ幼い息子の事が載ってしまったので・・・
マスコミへ情報を流した方を探しています」


「は・・・はぁ」

憧れの雅也と、こんな形で向き合い一対一で話している村上君は
私には少し緊張しているように見える。



「妻は、あなたが情報源だと考えたので、失礼を承知で
ココに確認に来させていただきました」




「村上君・・・見損なった・・・」


「ちょっと待てって! イヤ、待ってください。雅紀くんのコト
流したの、オレじゃないですよ!!」


「えっ」

村上君からは、予想外の返事が返って来た。