お母さんの大事な話ってこれか
もっと重要なことかと思ったから
思わずため息をはいてしまった

そのため息を
どうやら勘違いしたお母さんは

「やっぱダメよね
今の話は聞かなかったことにして」

私は慌てて
「違うよ、お母さん!‼︎
いいよ、別に結婚しても
ただ、あまりにも言いづらそうに
してたから悪いことかと思っちゃった

結婚に反対はしないよ
だってお母さんの人生だもん
お母さんのすきなようにしたらいいよ
私のことは気にしないで」

私は笑顔でお母さんに言った

すると、お母さんは泣きだして
ずっと
「ありがとう」
って言っていた