たった一人の王子様

胡桃「これ知ってます?
はとこでも結婚できるって。」
杏奈「………。」
胡桃「私は小さいころから流星といた。
流星が引っ越すまでの10年間。
私はずっと流星が好きだった。」

胡桃ちゃんも北沢くんが好きだってなんとなく気付いてた。

胡桃「だから頑張って勉強して流星と同
じ高校に入った。
だけど…その時には彼女がいた。」
杏奈「え…。」

北沢くん、彼女いたんだ…。

胡桃「私はその女が憎くて憎くてしょう
がなかった。
その女を呼び出して詰め寄った。
そしたら…」

胡桃ちゃんは急に震え始めた。

胡桃「殺すつもりなんてなかった。
なのにあの女は…。
一歩後ずさって…屋上から落ちた。」
杏奈「!?」
胡桃「…彼女は即死だった…。」

一年前に飛び降り自殺した子って…その子だったんだ…。

胡桃「でも、胡桃は悪くない。
だってあの女が落ちたんだもん。
それに、いなくなったから流星は
私のものになった。」
杏奈「胡桃ちゃん…。」