たった一人の王子様

-…

北沢くんに連れてこられたのは…

杏奈「…屋上?」
流星「うん。」
杏奈「え、ダメなんじゃ…」

うちの学校の屋上は一年前に飛び降り自殺した子がいて立ち入り禁止になったんだ。
だから入れないのに…

流星「大丈夫だよ。」

北沢くんはそう言って屋上のドアを開ける。
私は仕方なくそのあとに続いた。

胡桃「あ!杏奈先輩!」

そこには胡桃ちゃんもいた。

流星「…松下さん、昨日はごめんね。
胡桃は俺のはとこなんだ。」

…え?…はとこ…?

杏奈「彼女じゃないんですか?」
流星「いやいや、俺彼女いないもん(笑)」
杏奈「そうだったんですか…」
流星「昨日は久しぶりに会って話が弾ん
じゃって…
ごめんね?
また明日からサッカー部よろしく
ね。」
杏奈「はい…。」