その晩、待子は、理恵の部屋に行った。
「今日ね、お義姉さんがいらしてね…秀ちゃんねっ!今勤めてる法律事務所の所長さんのお嬢様と、縁談あるんだって!もうっ、秀ちゃん、そこの所長さんに、気に入られて。
ゆくゆくは、後を任せたいってまで、言われたそうよ!よかったわよねぇっ、秀ちゃん。もう、お義姉さんも、本当喜んでらしたわ!これで、結婚してくれたら、万々歳だって…聞いてるの?理恵?」
(礼子さん…私には何でも持ってるって言ってたもんなぁ。そういう事だったんだ!あのひとの目的はやっぱり秀と一緒になることだったんだ!)
「そうっっ、…礼子さんと?…そうなんだ」
「あらっ、理恵、知ってるの?その礼子さんって、お嬢様の事?」
「……」
「ああっ、それとね!熊本のみち子おばさんとね、電話してたんだけど、やっぱり…発表見に行きたいよねぇ、理恵?
だから、発表見て来てから、熊本へ発つのがいいんじゃないかってことにしておいたから!そのつもりで、準備しようね!分かった?」
「うんっ、分かった、そうする!」
「今日ね、お義姉さんがいらしてね…秀ちゃんねっ!今勤めてる法律事務所の所長さんのお嬢様と、縁談あるんだって!もうっ、秀ちゃん、そこの所長さんに、気に入られて。
ゆくゆくは、後を任せたいってまで、言われたそうよ!よかったわよねぇっ、秀ちゃん。もう、お義姉さんも、本当喜んでらしたわ!これで、結婚してくれたら、万々歳だって…聞いてるの?理恵?」
(礼子さん…私には何でも持ってるって言ってたもんなぁ。そういう事だったんだ!あのひとの目的はやっぱり秀と一緒になることだったんだ!)
「そうっっ、…礼子さんと?…そうなんだ」
「あらっ、理恵、知ってるの?その礼子さんって、お嬢様の事?」
「……」
「ああっ、それとね!熊本のみち子おばさんとね、電話してたんだけど、やっぱり…発表見に行きたいよねぇ、理恵?
だから、発表見て来てから、熊本へ発つのがいいんじゃないかってことにしておいたから!そのつもりで、準備しようね!分かった?」
「うんっ、分かった、そうする!」

