(待子)
「私達も、あれから大変だったのよ!今さらだけど、姉からは、散々無責任過ぎるって、責められるし。主人からは、お前が監督不行き届きだから、理恵があんなこと、しでかしたって言われるし…でも、一番辛かったのは、秀ちゃんだったのね?今さら私が謝ってもどうしようもないのだけど………こんなことになって…私達がしたことって、何だったんでしょうね?貴方達に幸せをあげれずに、哀しみばかりを背負わせたのね!」
(秀)
「…………」
(待子)
「お父さん、お母さん達には、一切連絡していないんですって?」
(秀)
「…………」
(待子)
「それより!子供の事………聞いたわ!あの家出る時、妊娠してたのね!…………無事生まれた事が奇跡よね!会えた?元気な子だった?」
(秀)
「ええっ!僕にそっくりで…名前は、秀一って言うんです」
(待子)
「あの子が付けたのね!秀ちゃん、一筋ってとこかしら?貴方との、愛を貫いたのね。自分の命と引き換えに……何て哀しい選択をしたのかしら?」
ずっと残ると言ってくれた待子を、何とか説得して帰ってもらうことにした。
「私達も、あれから大変だったのよ!今さらだけど、姉からは、散々無責任過ぎるって、責められるし。主人からは、お前が監督不行き届きだから、理恵があんなこと、しでかしたって言われるし…でも、一番辛かったのは、秀ちゃんだったのね?今さら私が謝ってもどうしようもないのだけど………こんなことになって…私達がしたことって、何だったんでしょうね?貴方達に幸せをあげれずに、哀しみばかりを背負わせたのね!」
(秀)
「…………」
(待子)
「お父さん、お母さん達には、一切連絡していないんですって?」
(秀)
「…………」
(待子)
「それより!子供の事………聞いたわ!あの家出る時、妊娠してたのね!…………無事生まれた事が奇跡よね!会えた?元気な子だった?」
(秀)
「ええっ!僕にそっくりで…名前は、秀一って言うんです」
(待子)
「あの子が付けたのね!秀ちゃん、一筋ってとこかしら?貴方との、愛を貫いたのね。自分の命と引き換えに……何て哀しい選択をしたのかしら?」
ずっと残ると言ってくれた待子を、何とか説得して帰ってもらうことにした。

