哀しみの瞳

(武)
「秀っ、お前!………長い間連絡もくれずに、どうしてたかと思えば…」



(沙矢)
「秀さん!………理恵は?」直ちににベットに駆け寄り理恵を見る。言葉が出ず、理恵の頬を撫でて、涙を流している。



(秀)
「沙矢ちゃん!ちよっと理恵を看ててくれるか?武とちよっと、そこで話してくるから!」



武と秀は、7年間の空白を埋めるべく、色んな話しをした。仕事をやめ、自暴自棄になり自分の命さえも失いかけた時に、川野甚一という人に助けてもらい、今の自分があるという事~そして勿論今の理恵の状態が最悪だという事を…………理恵の事は、剛から聞いたことと、小林から聞いたことなどを詳しく聞かせた。


武は話しを聞きながら涙をポロポロ流しながら


「何で…何でお前達は、そうなるんだ?あんなに愛し合ってて。7年間も離れ離れでいて…しかも理恵ちゃんが、どうしてこんなことに……
悲し過ぎる…聞いてる俺でさえ、辛過ぎるよ!うううっっ」



沙矢ちゃんには武から話してもらう事にして、その日は、二人共帰って行った。哀しい笑みを浮かべていた。