哀しみの瞳

(秀)
「俺には、無口だな!無理もないか?」



(理恵)
「そうねっ、いきなりだったから、自分でも、びっくりしたんだと思うわ。でも、本当に秀にそっくりでしょ?最近じゃ、貴方を見てるようで、恐いくらい。6才の子供とは思えないくらい、しっかりしてる子ねって、園の皆にほめられてるの。秀も、もしかしてそんな子供だったとか?」



(秀)
「んんっっ、そうだったかも、ものごころついた時から、親に対して冷めてた。(苦笑いをする)もしかして顔だけじゃなくて、そんなとこまで似てたりして。でも、君や、回りの人達には、凄く優しいのは、分かるよ!」



(理恵)
「そうなのよ!とっても優しくて、何より頭が凄くいいの!」



(秀)
「いやっ、君がきっときちんと育ててくれたんだろう?有難う、理恵!」
理恵は、秀一の事で沢山話したせいで疲れたからか、一人でに眠ってしまった。



秀は、理恵の様子を見て、よくよく考えた結果、武と沙矢ちゃんに連絡をする事にした。秀自身7年振りであった。



武と沙矢ちゃんは、連絡をとった翌日に直ぐに駆け付けてくれた。