駅に着いた頃は、剛の目は、涙で赤く腫れ上がり、泣いていたことが、誰にでも分かる顔をしていた。
〇〇総合病院に、二人が着いたのは、面会時間も過ぎて、9時を回っていた。
二人は、足音を絶てない様にに病室に着いた。
剛は、自分は待合室へ行って、時間を見て自分で帰るからと言い、秀を、病室の中へ案内した。
白衣の医師が、理恵のベットの側で立っていた。
小声で
(秀)
「失礼します。遅くなりましたが、いいでしょうか…」
秀の方をチラッと見て…
(小林)
「もしかして!
貴方が………」
理恵は、点滴を受け、眠っているようだった。
久し振りに見る理恵。此処が病室でなければ、直ぐに駆け寄り、強く抱き締めて、離さないところだが…
その顔は、最後に別れた時より、7年もの間で、かなり変わってみえた。色白さは、昔と変わらず、病気のせいか、なお一層白く見え哀れに思えた。
秀の目からは、ひとりでに、涙がこぼれ落ち、小林の存在すら忘れ、理恵のベットに駆け寄った。
(秀)
「理恵?俺だよ!理恵……会いたかった………」
言葉が、何も出てこない。
(小林)
「今は、眠っていますから…少しあちらで、話しがあります」
秀は、黙って頷き、理恵の方を振り返りながら、小林の後をついて行く、
〇〇総合病院に、二人が着いたのは、面会時間も過ぎて、9時を回っていた。
二人は、足音を絶てない様にに病室に着いた。
剛は、自分は待合室へ行って、時間を見て自分で帰るからと言い、秀を、病室の中へ案内した。
白衣の医師が、理恵のベットの側で立っていた。
小声で
(秀)
「失礼します。遅くなりましたが、いいでしょうか…」
秀の方をチラッと見て…
(小林)
「もしかして!
貴方が………」
理恵は、点滴を受け、眠っているようだった。
久し振りに見る理恵。此処が病室でなければ、直ぐに駆け寄り、強く抱き締めて、離さないところだが…
その顔は、最後に別れた時より、7年もの間で、かなり変わってみえた。色白さは、昔と変わらず、病気のせいか、なお一層白く見え哀れに思えた。
秀の目からは、ひとりでに、涙がこぼれ落ち、小林の存在すら忘れ、理恵のベットに駆け寄った。
(秀)
「理恵?俺だよ!理恵……会いたかった………」
言葉が、何も出てこない。
(小林)
「今は、眠っていますから…少しあちらで、話しがあります」
秀は、黙って頷き、理恵の方を振り返りながら、小林の後をついて行く、

