ヤンキーな彼にベタ惚れ。



「ちゃんと勉強してたらあんな点とらないだろ。家には確認とってある、どうぞしごいてやってくださいとの事だったぞ」



お、おかぁさぁぁぁん!




娘を売るなんて…。






「どうしても、今日からですか?」


と、涙目になって聞くが



「そうだ」



と、即答されてしまった。







そんな時に、


ガラッ…



葵先輩が来た。





「あ、葵先輩…」





涙目の私を見て、葵先輩は"は?"みたいな顔をする。



「北条か。どうした?」



山崎先生が葵先輩に聞く。



「そいつ迎えに来た」



先生に話しかけられてめんどくさそうに答える葵先輩。





「あー、お前だから忙しいって言ってたんだな?」




山崎先生が呆れたように私に言った。
そんな呆れなくても…
私にとったら大事なことなんだから。




「何、そいつ何やらかしたの」





やらかしたって…
いや、まぁそうだけど。





「テストの点があまりにも悪いから今日から補習してやろうと思ってな」




上から目線の先生にイライラする。
して欲しくなんかないのに…。


「…なんだが」



と、先生が葵先輩の元へと行く。





「俺も他の仕事で暇じゃないんだよ。そこでだ!お前に頼みたい」




はい?

暇じゃないんだよって…
で、葵先輩に頼みたいって…




「何を?」





葵先輩の眉間にしわがよる。





「小森の補習を、だ」





葵先輩が…私の補習を?!

どうせするなら、そりゃ葵先輩とがいい!

でも、デートしたいし。



でも、しなきゃなんないなら葵先輩がいい!




「あ?俺が?」




嫌そうな葵先輩。