「し、知ってたんですか?!じゃあ、私たちが付き合うことになった場面見たってことですか?!」
だって、そうじゃなきゃ分からないもんね?!
すると、涼太先輩が笑い出した。
え?え?
友美も笑ってるし。
「いや…そりゃないよ、奈央ちゃん。もしかして今まで気づいてなかった?」
気づいてなかった?
何が?
分からなくて首を傾げていると、涼太先輩が笑を堪えながら話し出す。
「結構前から葵は奈央ちゃんに惚れてたよ」
涼太先輩の言葉にまたまた口がポカンとあいてしまった。
葵先輩を見ると、無言のままイチゴオレを飲んでいた。
「俺、あん時気づいたと思ったんだけどな。ほら、俺と奈央ちゃんが2人で話してる時!葵、かなりきれてたろ?」
あー…
葵先輩と気まずくなってたときだっけ。
「そん時も言ったけど葵かなり嫉妬してたじゃん?好きな女が他の男と2人で話してたらそりゃ、嫌だもんな」
涼太先輩がそこまで言うと、
葵先輩は「るせぇぞ」と、やっと口を開いた。
う、嘘ーーーーー!
私、本当に嫉妬されてたんだ!!
「葵先輩…嬉しくて、泣きそうです」
私は嬉しくて嬉しくて、葵先輩に抱きついた。
「暑苦しいんだけど」
そう言いながらも、私を突き放さない葵先輩。
「葵先輩、大好きです!」
もう、葵先輩は私の彼氏だもんね。
ふふ。幸せ幸せ。

