葵先輩はしばらく黙ったままだった。 そんな質問、困るよね。 「……悪りぃ」 葵先輩の返事はそれだった。 それは何に対しての謝罪なのか。 好きって言えなくてごめんの方なのか 若菜先輩に対してのごめんなのか。 「…葵は、私がどんなに頑張っても振り向いてはくれないんだね」 若菜先輩はそう言って屋上から出て行った。 私に背中を向ける葵先輩の表情が見えなくて不安になる。