ヤンキーな彼にベタ惚れ。




そして、HRも終わりみんな運動場に出る。

その中で私は葵先輩を見つけた。
葵先輩は少し長くなった髪を一つにくくっていて…



「かっこいい…」



何?あの格好良さ…反則。




って、見惚れてるんじゃなくて!
話しかけようと思ってたのに。




私はスキップしそうな勢いを押し殺して歩いて葵先輩の元に行った。



「葵先輩♪今日ですね!頑張りましょうね」



確か葵先輩はアンカーを走るとのこと。






「ああ」

短いけどこうして返事をしてくれることが嬉しかった。







「あーー!奈央ちゃん!」




少し離れたところから山下先輩が私に向かって大きく手を降っていた。




「おはようございます!」




山下先輩はいつでも明るいなー。



「…ちょっと、邪魔」



なんて思ってると後ろから聞き覚えのある声がした。




げっ…
若菜先輩と後二人。
まさか葵先輩のいるとこで鉢合わせなんて、最悪。




「一年がこんなとこいんじゃねーよ」



本当、口悪い。
もう少し葵先輩といたかったのにな…




「葵先輩!今日もすっっごくかっこいいです!」




私は言われっぱなしは悔しいので葵先輩にそう言って逃げるように一年のとこに戻った。







そして、高校生活初めての体育大会が幕を開けた。



「にしても暑いね…」


友美が目を細めて言う。
うん、暑い…眩しいし。