ヤンキーな彼にベタ惚れ。





そんなこんなで日は立ち、


今日は、体育大会当日。

あれからもほぼ毎日リレーの練習があり全部参加してきた。

長坂さんや牧田さんにはかなりしごかれて、後半はヘトヘトだったけど。






…先輩達からの嫌がらせは止まることはなくて。










「小森さん!」



体操服に着替えて髪の毛をくくっていると、長坂さんと牧田さんが来た。



二人は顔を合わせて頷くと、長坂さんが言った。




「小森さん、今までよく頑張ったよね。私達結構ダメだしとかしちゃってたのに」



「え?」




思ってもなかった言葉にポカンとしてしまう。




「毎日、毎日一生懸命な小森さん見てるとさ、なんか私達も妙に力入って…。私達の方が小森さんに鍛えられたんだ」



そんな…
私はただ一生懸命やらなきゃ迷惑かけるばっかりだって、思って…。


「今日はね、何も考えないで。勝たなきゃダメとか考えないで、ただ走ったらいい。練習の時みたいに一生懸命に走ったらそれでいいんだよ。あとは私達や友美ちゃんがいるから」




長坂さんの言葉が嬉しくて私は大きく頷いていた。





私が一位でバトン渡せるなんて思ってないけど、でも頑張る!

一生懸命に走るよ。